猫舌ヨーロッパ見聞録

猫舌ヨーロッパ見聞録

ヨーロッパ駐在生活と、猫・語学・旅行などについて書いていきます。

猫の白内障、その後

そういえば、猫の白内障の診断結果について最後まで書いてなかったことを思い出したので、その後のお話を書いていきたいと思います。

(関連記事は↓)

pomme-voyage-langue-de-chat.hatenablog.com

 

白内障の要因を調べるために血液検査をしたシビレくん♂。1ヶ月後に再診に行った際に結果を教えてもらいました。予想通り、体内に寄生虫がいたようで、この寄生虫が原因で白内障が引き起こされたようです。先生曰く、この寄生虫起因の白内障はここ10年くらいで発見されたものらしく、詳しいメカニズムは分かってないそう。

とりあえず寄生虫を殺すための薬を処方してもらいましたが、残念ながら寄生虫がいなくなっても白内障の進行が止まることは期待できないそうです。ちなみに寄生虫の薬は3週間分で8ユーロくらい。お安い。

 

視力を回復する手段としては、外科手術しかないそうです。白濁してしまった水晶体を人工のものに入れ替えるという手術です。まだ左目は正常に見えているので手術を行うには早いのですが、先生が手術の概要について事前に説明してくれました。

 

まず、手術はブリュッセルの病院では行うことができず、専門の設備やスタッフが整っているリエージュの病院に行く必要があるとのこと(リエージュはブリュッセルから車で1時間くらいです)。術後のケア等も含めて、2日間の泊りがけの手術になるとのことでした。更に、術後の合併症等を防ぐために、数か月間のこまめな投薬が必要になるそうです。猫にかなりの負担が掛かるので、手術をするにしても慎重な検討が必要です。

うーん、1回病院に行っただけで膀胱炎になるくらいのシビレくんなので、泊りがけの手術なんて無事に乗り切れる気がしない…(膀胱炎になった話は↓)

続々!猫に異変! - 猫舌ヨーロッパ見聞録

 

また、手術に掛かる費用についても教えてもらいました。術前術後の入院等の諸々含めて、だいたい2000ユーロ(現在のレートで26万円くらい)掛かるそうです。

 

シビレくんのQOLが上がるならお金に糸目は付けないんですが、どちらかというと術前術後に掛かるストレスの方が心配。

猫は人間ほど視覚だけに頼っているわけではないので、実際どこまで生活に支障が出るのかはよく分からないんですが、一方で、駐在員という立場上、今後何回かは引っ越しを覚悟しないといけないので、目が見えなくなってから引っ越しさせるよりは、手術を受けさせた方がいいのかな、と悩んだりもします。目が見えなくなってから環境が変わるのはものすごいストレスになるでしょうからね。

まだ完全に目が見えなくなった訳ではないので今すぐ決断をする必要はないのですが、今後の懸念事項です。

 

とりあえず飼い主としては、シビレくん(と、もちろんハツも)が一日一日を幸せに生きられるよう尽力するのみです。

f:id:PommePommeRingo:20210903235846j:image

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ランキングに参加しているので、良ければ↓のバナーをクリックしてもらえると励みになります