猫舌ヨーロッパ見聞録

猫舌ヨーロッパ見聞録

ヨーロッパ駐在生活と、猫・語学・旅行などについて書いていきます。

ベルギーでのDELF B2受験報告(2021年12月)

2か月以上ブログの更新をさぼってしまっておりました…仕事が忙しかったり色々言い訳はありますが、単純に更新のモチベーションが下がっていたのが主な理由です。

 

最近DELF B2の試験が終わり、仕事も少しずつ年末モードで落ち着つきつつあるので、少しずつこの2か月のことを振り返っていければと思っています。まずは、今週受けたDELF B2のことから。

 

(関連記事は↓)

pomme-voyage-langue-de-chat.hatenablog.com

 

付け焼刃のDELF B2対策

7月にDELF B2受験を決意し、9月から週3時間のフランス語のクラスに通い始めた私ですが、正直言って11月下旬までしっかりしたDELF対策はできていませんでした。

ちなみに、DELF B2のレベル感は以下の通りです。

f:id:PommePommeRingo:20211213035903p:plain

https://www.delfdalf.jp/b2/b2_jp.phpより抜粋

 

当時の実力だと、ニュースを聞いてもほとんど内容を追えないし、映画も全然見れないし、時事問題についての見方も展開できないし、エッセイや手紙は書いたことすらない…リーディング以外はかなりやばい状況です。

 

DELF B2に向けて使用した参考書

こんな時に頼るのはやはり先人の知恵。特に、短期間での伸びしろが大きそうなライティングを中心に対策方法を調べました。

まず使用する参考書ですが、そもそもDELF対策本は日本語のものがほぼないため、フランス語で書かれたものを使用するのが一般的です。有名なものが2、3種類ありますが、私が使ったのは↓の"100% REUSSITE"シリーズ。

www.kinokuniya.co.jp

 

各パートごとに問題の解き方のコツ→実践問題が用意されているので、ライティングパートに絞って順を追って問題を解いていきました。日本の一般的な学校教育で出される出題内容と比べると、質問の形式や回答の考え方がかなり異なるような印象を受けるので、そういう違いに慣れる意味でも、フランスで出版されている参考書に触れておくのはいいんじゃないかと思います。模範解答を見ると、自分の答案とのレベルの違いに打ちひしがれることも多々ありましたが、模範解答は当然満点レベルの解答なので、レベルが違って当然と考えるようにしましょう笑

 

DELF B2に向けて参考にしたブログ

参考書以外で大いに活用したのが、個人ブログです。特にKOKOさんという方が書かれている↓のブログ。これを参考にしてライティング・スピーキングのポイントを抑えることで、未対策の時点から短期間でかなり点数を伸ばせると思うので、何から手を付けていいのか分からない、という方にはおすすめです。使える表現がまとめてあるので、いくつか自分の得意なパターンを作れるようにしました。

DELF B2対策まとめ。合格するための勉強法。 | KOKO-BLOG

 

受験当日の様子

受験は2日間に分けて行われました。会場はブリュッセルの中心にあるAlliance Française。実はここ、以前私も半年ほど通っていたことのある由緒ある語学学校です。

 

1日目はリスニング(約30分)・リーディング(1時間)・ライティング(1時間)のテスト。最初にリスニング試験を行い、そのまま休憩を挟まずに2時間リーディング・ライティングを行います。総試験時間は2時間半ですが、なんとこの試験、時間内ならいつどの問題を解いてもOKというルールでした。つまり、リーディングが早く終わればその分ライティングに長い時間を掛けられるということです。ライティングにじっくり時間を掛けたい私としては有難い。(日本や他の受験会場の場合はルールが異なる可能性もあるので、ご注意!)

 

2日目は個別でスピーキングのテスト。特定のお題を与えられ、30分間準備を行った後、2人の試験官の前で20分かけて意見の発表および質疑応答(議論)を行うというものです。お題ですが、まず裏返しに置かれた10枚ほどの紙から2枚を選んで引き、その内容を読んで、自分が話したいと思う方のお題を選ぶ、という形式でした。私が引いたお題は、一つが『学校教育でモニター(電子機器)を使うことの是非』に関するもの、もう一つが『人生で成功を収めるための時間の使い方』みたいなやつでした。前者の方が話しやすそうだったので、前者を選択。

「電子機器を使うことには賛成だが、アナログの方が適した教育内容もあると思うので、場面に応じて両方を使い分けるべきだ」という内容の主張を行いました。試験官からは案の定、『アナログが適した場面と電子機器の使用が適した場面の例をそれぞれ挙げてもらえますか?』との質問が来たので、回答。

更に、『学校でも家庭でも電子機器を使っていると、”電子機器中毒”になる恐れがあるのでは?』という問いがあったので、「家庭では使用時間に上限を設ければよい」と回答。すると、『でも家庭で学習のために電子機器を使うこともあるのでは?そういう場合も制限時間を設けるの?』と追い討ちの質問。これには苦し紛れに、「学習以外の用途で使う場合に限って、例えば1日1時間などの上限を設ければいいのでは?」と答えました。一応それぞれの質問には何かしらの回答をしたので、合格下限の5点は取れててほしいところです…でもやっぱり本番だと緊張して、語彙や表現が単調になっちゃいますね。

 

全体的な感想として、参考書の模擬試験よりは難しくはなかったかな、という感じです。でも合格してるかどうかは微妙ですね。結果は1月下旬に出るそうなので、いい結果だったらブログで報告します笑。

 

ということで、ブリュッセルでのDELF B2受験報告でした。

f:id:PommePommeRingo:20211213045512j:plain

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。ランキングに参加しているので、良ければ↓のバナーをクリックしてもらえると励みになります!