どこにある?シェンゲンに行ってきました【シェンゲン協定】
ヨーロッパに住んでいると、確実にその恩恵に与るであろうものが、シェンゲン協定。ヨーロッパの国々の間で、国境審査無しに国境を超えることを許可する協定です。
この協定のおかげで、我々はEU加盟国の大半やスイス、スウェーデンなどの国々に国境審査無しで入国することができます(コロナ禍によって例外も出てきましたが)。ブリュッセル空港のターミナルも、行先がシェンゲン協定国かどうかでターミナルが分かれていますね。
このシェンゲンというのは協定が結ばれた土地の地名なのですが、皆さん、どこにあるかご存じですか?実は、ベルギーのお隣、ルクセンブルクの街なんです。なぜシェンゲンでこの協定が結ばれたのかというと、この街がドイツ・フランスと国境を接しているから。実際の協定は、モーゼル川上にある三国国境の点に停泊した船の上で結ばれたそうです。
2021年の11月、仕事でドイツ南西部に出張することがあったのですが、予約していた電車がまさかのキャンセルとなり、急遽車で向かうことに。片道5時間の旅路です泣
ルクセンブルクを通過するルートだったのですが、ナビを見ていると画面上にSchengenの文字が。まさかと思い調べてみたところ、まさにシェンゲン協定が結ばれた街だということが分かり、帰りに立ち寄ってみることにしました。
シェンゲンがあるのは、ルクセンブルクの南東の端。ドイツのTrierやフランスのMetzに割と近いエリアです。
実際に立ち寄ってみるととてもこじんまりした街ですが、シェンゲン協定や欧州連合の歴史などに関する展示を行っているシェンゲン欧州博物館があり、ちょっとした観光地にもなっているようです。
出張帰りであまり時間も無いので博物館には立ち寄らず、国境付近へ。看板の表示もそれっぽいです。
モーゼル川に掛かる橋の上へ。この看板の先はドイツです。
右(南)を見ると、このような景色。この写真の右半分はルクセンブルク、左奥がフランスで左手前がドイツ。この写真に写っているどこかの地点で協定が結ばれたはずです!
と、いうことで、シェンゲン訪問レポートでした。やっぱり実際にこういう「歴史が動いた」的なスポットに行くとテンションが上がります。近くに行く機会がある方は是非どうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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