猫舌ヨーロッパ見聞録

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ヨーロッパ駐在生活と、猫・語学・旅行などについて書いていきます。

イタリア、ナポリ&ポンペイ週末旅行①グルメ編(2021年12月)

2021年冬、我が家ではイタリアがアツい!というのも、先日のミラノ旅行でイタリア飯の素晴らしさを知ってしまったからです。

我々が次の旅行先に選んだのは、イタリア南部の港町、ナポリ。12月に入ってオミクロン株の拡大が進み渡航制限がやや厳しくなりましたが、ワクチン接種+事前の陰性証明取得+Passenger Locator Formで入国は可能です。

 

(関連記事は↓)

pomme-voyage-langue-de-chat.hatenablog.com

 

 

ナポリ&ポンペイ旅行のテーマ

数あるイタリアの都市の中でナポリを選んだ理由は、ナポリがアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の始まりの舞台であることが一つ。主人公のジョルノ・ジョバーナはナポリ(作中表記はネアポリス)で育ち、この街でギャングスタ―になることを決意するのです。ということで、ナポリや近郊の観光地であるポンペイには、アニメにも登場する”聖地”が盛りだくさん。今回の旅行は、これらの聖地巡礼が一つ目の目的です。

 

 

もう一つはもちろんグルメ。ナポリは港町ということで、新鮮な海鮮がターゲットです。

それと、”ジョジョ”では主人公がこんなセリフを言うシーンがあります。『そういや ぼくも ピッツァが食べたいな… 故郷ネアポリスに帰って… シンプルなマルガリータを…』

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https://ameblo.jp/tsukimatsu7-5/entry-12627045808.html より拝借。

 

ナポリでは是非シンプルなマルゲリータピザも食べてみたい!

 

ということで、今回の旅のテーマは「ジョジョ5部の聖地巡礼をしつつ、海鮮とシンプルなマルゲリータをいただく」ということに決まりました。

今回の記事では、旅行中の食事についてまとめていきたいと思います。

 

 

ポンペイのピッツェリアのシンプルなマルゲリータ

「優先度が高いものから先に消化していく」というのが我々の旅のモットーなので、初日の午前にポンペイ遺跡の観光を済ませたら、早速ポンペイのピッツェリアへ。Googleマップで評価が高かったPizzeria I Mattiというお店です。

 

狭いエントランスの先には、ガラス張りで太陽の光が降り注ぐ広々としたホールが。店員さんもフレンドリーです。窓の外にはストーブにあたりに来た猫ちゃんたちの姿も。

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ビールとBaby squid(ちっちゃいイカ)のフライ、マルゲリータピザ1枚を注文。どちらも2人でシェアしたい旨伝えましたが、快く承諾してくれました。

 

イカのフライはカリカリに揚がっていて、ビールのつまみにピッタリ!レモンを絞ってパクパク頂きました。日本の居酒屋にでも来た気分。

 

そしていよいよメインのマルゲリータが登場。あらかじめ半分に切って持ってきてくれました。

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うまい!モッツァレラ、トマト、バジルだけの具材なのに、それぞれが単独でレベルが高い。さらにそれぞれが合わさることで満足感が跳ね上がります。生地も当然うまい。あっという間に食べ終わってしまいました。

 

旅の一発目から幸先良いスタートです!

 

 

憩いの店・Osteria Di Antonio

さて、一日目のディナーです。海鮮系のメニューをいただこうと思い、事前に見つけた↓のサイトに載っているお店に適当に入って食べようかな、と思っていたんですが…その考えは甘かったということが分かりました

backpackergcjapan.jp

 

夕方の早い時間にスペイン人地区付近に繰り出し、↑のサイトにあるお店を訪ねたんですが、どこも予約満席!土曜日とはいえ早い時間に行けば大丈夫だろうと思っていたんですが、さすがは観光立国イタリア。人気店は予約必須だったようです。

 

さて、困ったときのGoogleマップ。近所で評価の高いお店を探していきます。500mほど外れたところに見つけたのが、Osteria Di Antonio。口コミも1000件以上ついていて星4.5。良い感じです。

事前に電話して、まだ席が空いているか恐る恐る確認。すると、「全然問題ない」との回答。「10分後に行きます!」と伝えてお店に向かいました。

 

お店の前のテーブルに座っていたおじいちゃんがドアを開けてくれたので、店内へ。このおじいちゃん、客かと思っていたらお店の人(多分ご主人)であることが後からわかりました笑

 

お店は20席あるかどうかのこじんまりした大きさ。大通りから離れているせいか、人気店のはずなのにほとんどが空席です。いかにもイタリアの伊達男といった感じのひょうひょうとした店員さんが対応してくれました。

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海鮮メニューを食べようというテーマに沿って、連れ合いは海の幸の詰め物パスタ、私はボンゴレ・ビアンコを注文。白ワインのグラスも頼んだのですが、グラス単位では出していないのか、小さめのキャラフェを持ってきてくれました。

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さて実食。普段あまりボンゴレは食べないんですが、これは美味い!パスタの茹で加減、乳化具合もばっちり。どんどんフォークが進みます。このボンゴレ、私以上に連れ合いがその美味しさに感動していました。

普段はメインを食べたらお腹いっぱいになってしまう我々ですが、料理のおいしさと雰囲気の良さでもう少しここにいたいという気分になり、デザートも注文することに。店員さんおすすめのティラミスと、パンナコッタを注文しました。

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こちらのデザートもめちゃくちゃ美味しかったです。今まで食べたティラミスは生地が湿っているものばかりで、それがあまり好きではなかったんですが、このティラミスは生地がふわふわ。コーヒーの苦みとマスカルポーネのあっさりした甘みもバランスが良く、いくらでも食べられます。良い店に出会いました。

 

この夕食があまりに美味しかったので、翌日の昼食もこのレストランをリピート笑。連れ合いはよほど感動したのか、ボンゴレ・ビアンコを注文。私はカジキを使ったシーフードとナポリ・ブロッコリー(ほうれん草に似た葉野菜)のパスタをいただきました。これもおいしかった。

 

店員さんもユーモアたっぷりで居心地が良い、おすすめのレストランです。彼、イタリア語の他に英語、フランス語、スペイン語もいけるみたいでした。

お店があるのはヌオーヴォ城の近く、表通りから少し奥まったところです。最寄りは地下鉄Municipio駅。

 

 

ということで、行ったお店は2つだけですが、かなり満足度が高かったナポリ&ポンペイグルメ編でした。欲を言えば、もう一回ピザが食べたかった…

 

次回は聖地巡礼編を書いていきたいと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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