デメルの猫舌と薄明のカフェ・ザッハー。(2021年9月)
「ホイリゲで地元のワインと料理を楽しむ!」「カフェ・ザッハーでオリジナル・ザッハー・トルテをいただく!」という2つの目標を掲げてウィーンにやってきた我々。
一つ目の目標はきっちり達成し、次の目的地はカフェ・ザッハーなんですが…実はこの旅行ではもう一つ外せない行先があったんです。
(ホイリゲの記事は↓)
pomme-voyage-langue-de-chat.hatenablog.com
デメルの”猫の舌”
もう一つ行きたかったところというのは、こちらもウィーンの菓子店、DEMEL(デメル)。デメルはオーストリアの帝室・王室御用達の菓子店で、カフェも併設している老舗です。カフェ・ザッハーとザッハ・トルテの販売権をめぐって”甘い七年戦争”を戦ったことでも有名。
デメルでもう一つ有名な商品が、猫の舌の形をしたソリッドチョコ、Katzenzungen(文字通り”猫の舌”)。何より、このパッケージが可愛いんです!このブログのタイトルともぴったりですしね。ということで、是非ともこれをお土産に買いたかったのです。
午後4時頃にデメルに向かうと、お店の前にはちょっとした行列が。カフェも利用したいと思っていたので、この列に並びます。
10分ほど待つと、順番が回ってきました。店内の席に案内されます。この日は9月下旬としては珍しい夏日だったので、連れ合いともどもViennese iced coffe(ウィーン風アイスコーヒー)を注文。カフェオレにバニラアイスを沈めてホイップクリームを乗せた、デザートのようなドリンクです。氷は入っていないので、冷たさはほどほど。
お店の内装は壮麗で、優雅な気分に浸れます。昼食でシュニッツェルをたらふく食べた後だったので、ケーキは頼みませんでした笑
コーヒーを飲み終え、お店の奥にあるショップスペースへ。あたりを見回しますが、猫の舌チョコは見当たりません。
レジの店員さんに聞いてみたところ、「今は置いてない」とのこと。な、なんだってー!これを買って帰るのを楽しみにしていたので、結構ショックでした笑 何で置いてないのかは詳しい理由を聞かなかったのでよくわかりませんが、デメルのオンラインショップには普通に載っているので、販売中止とかではなさそうです。オンラインで買おうかな。
カフェ・ザッハーで朝食を。
カフェ・ザッハーは日曜日も営業しているので、2日目(最終日)の朝食で利用することにしました。午前10時頃には空港に着いている必要があったので、朝8時の開店と同時に店内へ。文字通り一番乗りでした。誰もいない店内で写真をパチリ。特別な気持ちにさせてくれる空間です。
ザッハ・トルテは1人1個だと多いかなと思ったので、2人で1つだけ注文。朝食も済ませたかったので、ベーコンエッグ(トースト付)も注文。飲み物はメランジェ(ウィーンのカフェでメランジェを頼むのも憧れだったんです!)。連れ合いはマリア・テレジア(コーヒーにオレンジリキュールを入れてホイップクリームを浮かべたホットカクテル)を頼んでいました。こちらもおしゃれ。
ザッハ・トルテは想像していたよりは甘ったるくなく、アプリコットジャムがアクセントになってスイスイ食べられました。メランジェも美味。あと、トーストについてきたバターがとっても美味しかったです。
メイド服に身を包んだウエイトレスさんの物腰も柔らかで、フィクションの中のような空間でした。大満足です。
ということで、無事この旅の2つの目標を達成することができました。ウィーンはハプスブルク家のお膝元なだけあって、街全体にどことなく気品が漂う素敵なところでした。これにて1泊2日ウィーン週末旅行記、完結です。ほんとに食べ物の話しかしなかったな笑
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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