猫舌ヨーロッパ見聞録

猫舌ヨーロッパ見聞録

ヨーロッパ駐在生活と、猫・語学・旅行などについて書いていきます。

続・猫の目に異変。

前回の記事で、我が家の飼い猫シビレくん♂が白内障と診断されたことを書きました。

pomme-voyage-langue-de-chat.hatenablog.com

今日はその続きのお話を書いていきます。

 

近所の獣医さんに紹介されたのが、Uccleにある動物病院のAnimal Clinicの眼科の先生。

色々な科の専門の先生が入っている総合動物病院のようです。

 

病院が家から少し離れているので、今回は車で通院。25分ほどの道のりなのですが、その間ずっとシビレくんがキャリーケースの中で鳴いていました。たまに車には乗せていますが、いつまで経っても慣れてくれません。

 

ようやく病院に到着、受付でアポイントを取っている旨伝え、診察室に通してもらいます。

今度の先生はイギリスにいたことがあるらしく、英語が話せる人だったので助かりました。フランス語で複雑な病気の話をするのはキツいので…

 

診察開始。顕微鏡のようなもので猫の眼を覗きこんだり、暗い部屋で猫の眼にライトを当てて瞳孔の反応を見たり、目の前で手を振って眼の動きを見たりしていきます。その間、シビレくんは毛布に包まれて看護師さんに押さえられ、まさに借りてきた猫状態です笑

 

そして診察が終わり、先生からフィードバックを受けます。診断は、「両目とも白内障」。先生曰く、右目の水晶体は白変が進んですでにほとんど見えない状態になっていて、左目も白内障の徴候が見られる。症状が進めば、両目とも視力を失ってしまうそうです。更に、現時点では、左目の症状の進行を止めたり、改善するような薬は無いとのこと。

 

この話を聞いた瞬間、自分の中で血の気がスッと引いていくのを感じました。しかしながら同時に、たとえ目が見えなくなったとしても、絶対にこの子を幸せでいさせてあげよう、という気持ちが湧いてきたことも覚えています。

先生の説明が続きます。

 

仮に完全に視力を失ったとしても、手術をして人工の水晶体に交換すれば、視力を回復することはできる。ただし、リスクやデメリットも多々あるとのこと。この辺りはまた別記事で詳しく書ければと思います。

 

考えうる白内障の原因は2つあり、1つ目はシビレくんが先天的に白内障を患っていて、このタイミングで症状が表面化したというもの。もう一つは、シビレくんが親から寄生虫を引き継いでいて、その寄生虫が原因で白内障が引き起こされたというものでした。

寄生虫がいるかどうかは血液検査で調べられるということで、検査を依頼(追加で40ユーロほどかかります)。シビレくんは別室に連れて行かれ、首の毛を剃られて帰ってきました笑

 

とりあえず一か月後に左目の進行具合を見ようということで、次回のアポを取って今回は終了。血液検査の結果は2週間くらいかかるそうです。

 

帰りも車の中で鳴きわめくシビレくんをなだめつつ、帰宅。秘蔵のちゃおちゅーるをあげてご機嫌をとりました。

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次回に続きます(続きは↓)。

pomme-voyage-langue-de-chat.hatenablog.com

 

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