ブリュッセロワーズおすすめのベルギー地元ショコラトリー
ベルギーと言えばチョコレート。街に繰り出すと、Godiva、Neuhaus、Pierre Marcoliniなど、世界的にも有名なチョコレートメーカーの店舗に出くわします。私もこれらのベルギーチョコが好きで、よく日本へのお土産にしたりしていました。
先日、フランス語のクラスで持ち寄りパーティーをした時のこと。ベルギー人の先生はチョコレートを持ってきてくれたのですが、そのチョコレートは有名ブランドのものではなく、ブリュッセルの小さなショコラトリーのものでした。しかしながら、その作りは繊細で、味もとても上品。生徒たちが感想を言うと、そこから先生の怒涛のチョコレート論議が始まったのでした。(関連記事↓)
pomme-voyage-langue-de-chat.hatenablog.com
ベルギー人はどんなチョコが好き?
先生曰く、チョコレートの品質を判断するときは主にプラリネを食べてみるそうです。(プラリネの定義については↓の記事参照。)
曰く、「チョコレートの質は、プラリネのcouverture(表面のコーティングチョコ)が薄ければ薄いほど良い。大手メーカーのチョコレートは工場での大量生産なので、どうしてもcouvertureが厚くなってしまう。その点、全て手作業の小規模のチョコレート工房の方が優れている。」とのこと。
実際ベルギーには個人~小規模でやっているショコラトリーが無数にあって、その中には規模が小さくても美味しいところが沢山あるそうです。先生おすすめのショコラトリー2つを教えてもらったので、この記事で紹介したいと思います。
Laurent Gerbaud
一つ目はブリュッセル中央駅の近くに店舗を構えるLaurent Gerbaud(ローラン・ジェルボー)。ここはもう既に知っている人も多いかもしれません。2021年のブリュッセルベストショコラティエにも選出されたそうです。立派なウェブサイトもあります↓
Laurent Gerbaud Chocolatier – Elected best chocolatier Brussels 2021
ここのプラリネはとにかく繊細!薄いコーティングの中に滑らかなフィリング。フィリングのフレーバーは20種類近くあり、中にはオリーブやカレー、生姜など、チョコレートとの融合が難しそうな食材もあるのですが、見事に融和しています。
プラリネだけでなく、オランジェットをはじめとしたcoated fruitsも一級です。フルーツのフレッシュさ、果実感がしっかりキープされています。
店舗にはカフェスペースも併設されており、ドリンクを注文すると好きなプラリネを1つ選ぶことができます。カウンターで選んだチョコをその場で味わえるのは嬉しいです。グランプラスからも歩いて10分くらいなので、観光の合間の休憩場所にもぴったりです。
L'Alchimie du Chocolat
2つ目に紹介するのは、L'Alchimie du Chocolat。こちらも家族経営の小規模なショコラトリーです。ブリュッセル近郊に4店舗あるようです。
Accueil - L'Alchimie du Chocolat
こちらのチョコも薄いコーティングに程よい甘さのフィリングで美味しいんですが、見た目も非常に良いんです。ビビッドな色彩でコートされたチョコを見ているだけで楽しい気分になってきます。この箱はお土産用にその場で詰めてもらったんですが、お店の人が適当にセンスで選んでくれました。
私が行ったイクセルの店舗は本当に畳6畳くらいの小さなスペースでした。イクセル墓地のすぐ近くです。
ということで、ブリュッセロワーズおすすめのショコラトリー2選でした。
あのPierre Marcoliniも、最初は小さな店舗から始めて1代で王室御用達のチョコレート職人にまで上り詰めたわけなので、ベルギーで自分好みの小規模ショコラトリーを見つけてみるのも楽しいのではないでしょうか。将来大化けするかもしれません。
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