猫舌ヨーロッパ見聞録

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ヨーロッパ駐在生活と、猫・語学・旅行などについて書いていきます。

マルタ・個人旅行のススメ(2021年6月)②ブルーグロット&イムディーナ

さて、旅行の計画も終わり、無事にPCR検査の結果も陰性となり、いざ地中海の島国マルタへ出発です。

①旅行プラン編はこちら

 

元々の計画は以下の通り。

 

<1日目>
夜:到着

<2日目>

午前:ブルーグロット観光

午後:イムディーナ&ラバト観光

夜:セントジュリアンで夕食

<3日目>

午前~:コミノ島へ移動、ブルーラグーンで海水浴

午後:一旦宿に戻り、その後ヴァレッタ観光

夜:宿付近で夕食

<4日目>

午前:ヴァレッタ観光続き

午後:適宜空港へ移動

1日目(空港からホテルへ)

初日は基本的に移動のみ。ブリュッセルからマルタ国際空港へは、直行便で3時間弱です。マルタの公用語はマルタ語と英語。地理的に近いこともあり、イタリア語もかなり使われているとのこと。実際、マルタ航空の機内アナウンスもこの3か国語で行われていました。

少し言語の話に脱線しますが、マルタ語は表記体系こそラテン文字ですが、言語としてはアラビア語の口語からの派生だそうです。かつてイスラム帝国の支配下に置かれた影響なのでしょう。それはそれとして、英語が通じるというのは非常にありがたい。

 

夜10時過ぎにマルタ国際空港に到着。到着後のゲートでは、PCR陰性証明のチェックと宣誓書(Health Declaration Confirmation)の確認が行われていました。宣誓書については事前にオンラインで提出し、確認画面のスクショを撮っていたのですが、ハードコピーの提出が必要だというので、その場で新しいのを書かされました。このあたり、事前の通達と現場の運用が嚙み合わないのはどこの国でもあるみたいですね…

 

空港からの移動は、タクシーがおすすめです。バスだと50分くらいかかる上に遅延もありますが、タクシーならヴァレッタ・スリーマエリアまで30分かかりません。物価も西欧程高くないですし。

 

タクシーは、ホテルに頼んでシャトルタクシーを手配していたのですが、なんとこの日はホテルのオーナー直々に出迎えに来てくれていました!なんでも、前日まで実に9か月もの間ホテルを休業していたそうで、

「9か月振りのお客さんだから、是非自分で出迎えに行こうと思ってね!」

とのことでした。有難い。ちなみに送迎費用も取られませんでした。

 

このオーナーさん、Daveと言いますが、本当に親切な人で、ホテルに向かう車の中でも色々とマルタのことを教えてくれました。マルタの主な産業は観光業・建設業・金融業・漁業などで、特にマルタのマグロは日本にめちゃくちゃ輸出されているんだ、とか、マルタは人口に対する車の保有台数がめちゃくちゃ多いんだ、とか。

旅程の話になり、3日目にコミノ島に行こうと考えていることを伝えると、

「3日目は天気が悪いから、行くなら2日目か4日目がいいかも」

とのアドバイスも賜り、おとなしく従うことに。

 

スリーマのホテルに着いたのは11時前だったので、近所のマックで夜食を調達。これまたDaveが部屋に用意してくれていた缶ビールと一緒に流しこみ、初日は就寝です。

 

2日目(ブルーグロット~イムディーナ・ラバト)

2日目は朝8時頃起床。目を付けていたパン屋でパンとコーヒーをテイクアウトし、海沿いのベンチで頂きました(このパン屋には旅行中足繁く通うことになるので、別途詳しく書きます↓)。もうこの時点で気分は最高です。

ロックダウン明けのマルタを旅行する(2021年6月)④食事編 - 猫舌ヨーロッパ見聞録

 

朝食後、スリーマの現地スーパー(Tower Supermarket)で水やら酒やらおやつやらを調達。いったんホテルに戻った後、いざブルーグロットへ。

 

ブルーグロットへは、ヴァレッタのバスターミナルから74番のバスで向かいます。行き方についてはこちらのサイトを参考にしてください。

ブルーグロットへの行き方

 

バス停からボート乗り場の方まで歩いていき、チケット売り場でチケットを買います。売り場のお姉さんから、船着き場で待つよう言われ待機。10分ほど待ったところで船が前のお客さんを乗せて帰ってきました。船はMax8人乗りくらいの大きさです。

 

いざボートツアーに出発。ガイドさんが英語で見どころを教えてくれます。

「ここで立って見てみて!」とか「今写真撮って」とか「手を水に浸けてみて!」とか、結構指示が細かい 笑 おかげさまでたくさん写真が撮れました。

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めっちゃ青い!

 30分ほどで元の船着き場に戻ります。船頭さんにチップを渡し、下船。ちょうど昼時だったので、すぐそばのレストランでビールと軽食をいただきました。雰囲気サイコーです。

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ビールはもちろんCISK

 

ブルーグロットからイムディーナへの移動はBOLTを利用。バスだと50分くらい掛かりますが、BOLTなら15分です。

 

城門をくぐり、イムディーナの市街へ。城壁の内側はまるで大きな映画のセットのようで、どこか浮世離れしています。静寂の街をゆっくりと散策。

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左:城門 中央:見どころの聖パウロ大聖堂 右:なんとなくいい雰囲気の路地

 

その後、お隣のラバトで名物パスティッツィを食べて、バスでスリーマのホテルに帰還。夕食はセントジュリアンで頂きました。これにて2日目終了です。

 

後半戦へ続く。