ミラノ、本場のマリトッツォに出会う旅(2021年11月)
夏時間が終わり、ベルギーの長く寒く暗い冬が始まった11月。少しでも暖かい気候を求め、我々はイタリアへ向かいました。
訪れたのはイタリア北部の街・ミラノ。ブリュッセルからはミラノ・リナーテ空港に直行便が飛んでおり、フライト時間は約1時間半です。当時はコロナの感染状況はそこまで悪くなく、PLFとワクチンパスだけで入国できました。
イタリアと言えばなんといっても”食”。今回のテーマは大きく2つです。
1つ目は、イタリアならではのピザ・パスタ・リゾットをいただく!そして2つ目は、イタリア発祥のスイーツ、マリトッツォを食べる!
ということで、1泊2日の週末旅行で食べたもの、行ったところをまとめていきたいと思います。
Da Zeroのマリナーラピザ
初日の昼食に選んだのは、ミラノで人気だというピッツェリア、Da Zero。「イタリアに行ったらシンプルなピザを食べたい!」と思っていたので、トマトとニンニク、オリーブとバジルだけで作られるシンプルなマリナーラピザを頼むことにしました。
私も連れ合いも胃袋が大きい方ではないので、取り合えず2人で1枚を注文。この大きさでたったの6ユーロです!安い!シェアしたい旨伝えたところ、最初から半分に切って持ってきてくれました。ちなみに、イタリア語で「シェアします」は”Dividiamo."と言います。動詞”dividere"の一人称複数ですね(たぶん)。
味の方ですが、一口目は何となく物足りない印象。しかしながら二口三口と食べ進めていくと、シンプルな中の奥深さみたいなものが何となくわかってきます。生地がうまい!トマトがうまい!食べ終わるころにはもっと食べたかったな…という気持ちになっていました。さすがはイタリアのピザ。
Da Zeroは市内に3店舗ほどあるようです。
ミラノのマリトッツォ!
昼食が軽めだったので、おやつには早速マリトッツォを食べに向かいます。実は私の友人が一足先にミラノを旅行しており、その時に立ち寄ったお店を教えてもらっていたので、そのお店へ。ミラノの中心から少し東に行ったところにあるGelsominaというカフェです。地元の人に人気のお店のようです。
店内に入ると、早速目に入るマリトッツォ!でかい!クリームの量が半端ないです。
色々な味があるみたいなので、私はスタンダードなものを、連れ合いは季節限定と思われる栗味を注文。運ばれてきたものを見てもやっぱりでかいです笑。
ナイフとフォークで実食。クリームは甘さ控えめ、ブリオッシュ生地は甘めのコッペパンのような感じでいいバランスです。スタンダードの方は少しレモンの風味。大きさの割には軽く食べられます。栗味の方もモンブランみたいな感じでおいしかったです。実はこれまでマリトッツォを食べたことがなくこれが初体験だったのですが、本場まで食べに来た甲斐がありました。
ちなみに、私の友人は↓のお店にも行ったそうで、こちらも良かったそうです。人気パティシエのお店らしく、私たちが行ったときは行列ができていたので、急いでいたこともあり入店は諦めました。ドゥオモのすぐ近くです。
ミラノでアペリティーボ!
イタリアで忘れてはいけない食の楽しみが、夕食前のアペリティーボ。夕食の前に、お酒と軽食をつまむイタリアの文化です。
今回宿を取ったのはミラノ南西部のナヴィッリ地区。運河沿いにバーやレストランが軒を連ねている、アペリティーボにはうってつけのエリアです。
適当にGoogleマップで検索して見つけた、Luca e Andreaというレストランに入って、アペリティーボしたい旨を伝えると、お酒1杯にオリーブやチーズ、チップス、ドライトマトなどが載ったプレートを出してくれます。2人分で15ユーロくらいだったかな?
お酒は、Aperol Spritzを注文。イタリアのリキュール、アペロールを使った、アペリティーボの定番カクテルです。
おいしいカクテルとおつまみでお腹もいい感じになり、いざ夕食へ!
超おすすめ、ミラノ風リゾット
夕食は、アペリティーボしたお店からほど近いAbbracci Bistrotというビストロ。Googleマップで口コミが異常に良かったので予約しました。モダンな雰囲気のお店です。
こちらでは海鮮のタルタルとミラノ風リゾット(リゾット・ミラネーゼ)を注文。このミラノ風リゾットが大当たりでした。お米は絶妙な加減で芯が残っていて、綺麗にチーズが絡み、しっかり魚介の出汁が効いていて、めちゃくちゃうまい!今回の旅行で一番おいしかったです。
Marchesiで優雅な朝食
2日目の朝は、ミラノの中心・ドゥオモの眼前にあるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアの中の由緒正しいカフェ、Marchesi 1824で頂くことにしました。このカフェ、PRADAの経営らしく、趣味の良いインテリアで店内が統一されています。
立地もいいのでかなり混んでおり、20分ほど並んでから店内へ。
イタリア名物のコルネ(クロワッサン)とカプチーノを注文。コルネにはアプリコットのジャムが挟んであっておいしかったです。優雅な気分を味わえました。
本場でいただくカルボナーラ
ピザに並ぶイタリア料理と言えばパスタ!ということで、2日目の昼食はパスタを食べることにしたのですが、元々目を付けていたお店がなぜか営業しておらず、慌てて代わりのお店を探すことに。これまたGoogleマップで見つけた評価高めのお店に飛び込みで入りました。
中心から北東に行ったエリアにあるOsteria Mamma Rosaというお店に入ったのですが、ここも当たりでした。店員さんがとても愛想がよく、サービスも良かったです。
鮮魚のカルパッチョとカルボナーラを注文し、これまた2人でシェア。料理をシェアしても嫌な顔一つされないのもイタリアの良いところです。
本場イタリアのカルボナーラは牛乳も生クリームも使わないらしく、パンツェッタと卵黄、チーズだけの味付け。卵とチーズが麺によく絡んで、大変おいしかったです。イタリア、何でも美味い。
ということで、わずか1泊2日の割にかなりの回数の食事を味わえたミラノ旅行でした。イタリアの食べ物は、安くて美味しい上に肩肘張らずに気楽に楽しめるのが本当に良いところだと思います!
これに味を占めた我々は12月にもナポリを旅行したので、また別の機会に書いていきたいと思います笑
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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